LES Japan ライセンス実務講座

知的財産を巡るビジネス取引と契約交渉の基本~基本から実践まで~

  1. 講 師: 石川 文夫 氏(GLOBAL BUSINESS KNOWLEDGE SUPPLY(GBKS)代表、 立教大学法学部 客員教授、 弁護士法人イノベンティアシニアコンサルタント、株式会社テック・エクステンション 取締役)
  2. ■講師からのメッセージ
     企業がグローバルな事業展開を遂行している中で、知的財産の活用は欠かすことができない環境にあり、知的財産のライセンス契約は重要な位置付けにあります。
     本講座では、主として知的財産のライセンス契約等について、講師の企業での実務経験や知見に基づき具体的な契約書や仮想事例を使用しながら契約交渉の秘訣を伝授します。また、実務で活用可能な契約書、契約書チェックリスト等の参考資料も豊富に提供する予定です。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. Ⅰ.はじめに
  5. 1.講師紹介
    2.講座の主旨
    3.最近の知的財産関連報道
    4.これからの法務知財部門の在り方
  6. Ⅱ.契約と契約書の役割
  7. 1.契約とは?
    2.契約交渉とは?
    3.ビジネスと契約形態
    4.ライセンスとは?
    5.ライセンス契約締結までの業務手順とライセンス契約の構成要素
  8. Ⅲ.知的財産(権)について
  9. Ⅳ.実ビジネスと知財・契約の連動例
  10. Ⅴ.講師の実務経験からの教訓
  11. Ⅵ.具体的な契約書と解説
  12. 1.秘密保持契約書
    2.特許ライセンス契約書
    3.開発委託契約書
  13. Ⅶ.コラボレーションとは?
  14. Ⅷ.コラボレーションスキームの仮想ケースとアプローチ方法
  15. Ⅸ.講座の纏め
  16. Ⅹ.参考資料
  17. 契約書チェックリスト、推奨書籍、講師単著論稿等

知財分野における英文ライセンス契約書の作成/チェック~読解から作成まで(演習付き)~

  1. 講 師: 荻野 誠 氏(元東京理科大学大学院教授、元日本ライセンス協会会長)
  2. ■講師からのメッセージ
     講師は日立製作所において30年間、主に海外企業を中心とする国内外企業とのライセンスや特許侵害訴訟、また、海外法務や海外技術提携契約の実務を担当されました。
     本講座では英米法の基礎、国際ライセンス契約書の構成や主要条文のキーポイント等についてのお話と、受講生の皆さんが実際に英文ライセンス契約書を作成する演習があります。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. PartⅠ. 基礎知識としての英米法
  5. 1.ライセンス界のde facto標準としての英米法
    2.契約の背景となる文化の違い
    3.英米法、コモンローとは
    4.英米法の特徴
    5.英米契約法入門
  6. Part II.国際ライセンス契約概論
  7. 1.国際ライセンス契約とは
    2.ライセンス契約の目的
    3.ライセンス契約の類型
    4.国際特許ライセンス契約に至る流れ
    5.契約交渉、契約書作成での留意点
  8. Part III.国際ライセンス契約書
  9. 1.国際ライセンス契約書の構成
    2.契約書の英語表現
    3.国際ライセンス契約書の条項-頭書部
    4.国際ライセンス契約書の条項-リサイタル
    5.国際ライセンス契約書の条項-定義
    6.国際ライセンス契約書の条項-主要条項
    7.国際ライセンス契約書の条項-一般条項
  10. Part IV.国際(英文)ライセンス契約書の作成演習

医薬・バイオ分野の知財ライセンス
~実務家の経験に基づくポイント(交渉演習付き)~

  1. ■講師
    浅野 滋啓 氏(国立循環器病研究センター・産学連携本部長、元武田薬品工業(株)・知的財産部・シニアマネージャー)
  2. ■講師からのメッセージ
     講師は武田薬品・知財部門において25年ほど、医薬以外の異業種とのコラボも含め様々な共同研究、技術・製品のライセンス、DD、M&A、係争訴訟等で、契約交渉を多数担当され、その後、大学に移り、研究成果の付加価値を高め事業化を成功させるべく知財戦略・契約実務を推進されています。企業、ベンチャー、アカデミアそれぞれが、どんな点を重視しているか、また、様々な成功例・失敗例をベースに、難局を如何に乗り越えたか等、実際の体験談・事例を多数交え、分野を問わず実務に生かせる契約書の具体的なチェックポイント、交渉のコツ、ノウハウを解説します。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. Ⅰ.ライセンスにおける様々な契約をマスターする
  5. ①秘密保持契約書(CDA/NDA)、②サンプル提供契約(MTA)、 ③フィージビリティー・スタディー(FS)契約、④オプション契約、⑤特許ライセンス契約、⑥共同出願契約、⑦共同研究・開発契約、⑨供給/サプライ契約、⑩タームシート、⑪覚書、⑫LOI(Letter of Intent)他
  6. Ⅱ.契約書は、ここを、このようにチェックする (演習付)
  7. ①前文、②定義、③秘密保持、④成果の扱い、⑤実施許諾、⑥対価、⑦改良発明、⑧開発・企業化、⑨改良発明、⑩特許の権利化・維持、⑪特許侵害、⑫表明・保証、⑬締結日と発効日、⑭契約期間、⑮契約終了、⑯存続条項、⑰Change of Control、⑱一般条項 etc.
  8. Ⅲ.化学・バイオ分野のライセンスの特徴と戦略
  9. Ⅳ.産学連携を上手く、効果的に進める方法(アカデミア‐企業間のコラボで特に留意すべき点、対策)
  10. Ⅴ.デュー・デリジェンス(DD)~ 実務とポイント(ライバルに勝つ、技術・製品の導入、M&Aの実施 etc.)
  11. Ⅵ.契約交渉のコツ あれこれ ~ 具体的事例から学ぶ

知財ライセンス・ネゴシエーション実務 ~模擬交渉(体験型実習)と講演~

  1. ■講師
    原豊 氏(株式会社MG Port 代表取締役、元東京工業大学 産学連携部門長、元アドバンスト・ソフトマテリアルズ(株) 代表取締役、元(株)リクルートテクノロジーマネジメント開発室 シニアアソシエイト)
  2. ■講師からのメッセージ
     本講座は、講師が用意したシナリオに基づき、参加者がグループに分かれてライセンス模擬交渉をしていただく受講者参加講座です。自らライセンス交渉の疑似体験をしていただきながら、他グループの模擬交渉を見ることで、交渉の分かれ道での異なる考え方に接することになり、さらに視野を広げていただけます。これから交渉の現場に出て行かなければならない方、契約実務に携わる方にとってポケットの中のオプションを増やす絶好のトレーニングの機会になります。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. 講座の流れ
  5. (1)全体解説
      背景・シナリオの確認、争点の明確化
    (2)グループ討議
      交渉準備;方針、具体策の協議
    (3)グループ間の模擬交渉
    (4)全体討議・講評
    (5)全体解説:
      交渉力アップのために
  6. 模擬交渉の設定
  7. <ライセンサー:大学発スタートアップ、スターNMI>
    金属や無機のナノ粒子の新規表面構造の発明をもとに、画期的な導電性材料や接着剤の開発に成功した。またAIによるデータ解析で、飛躍的な開発の効率化もすすめていて、実績も出始めている。一部の用途では大手企業にライセンスし、実績と当面の資金を得たうえで、併せて早期のIPOを目指している。
    <ライセンシー:大手材料メーカー、東都ケミカルズ>
    スターNMのナノ粒子は、同社が強みとしている接着材への利用で、製品群を補強する上で重要と考えている。秘密保持契約を結び、技術評価を進めているところへ、スターから次のステップについての話し合いを行いたいとのメールが届く。メールにはスターの状況とライセンスについての同社の要望が示されていた。

    模擬交渉の題材は材料技術ですが、他の分野においても交渉の基本は変わりません。さまざまな分野での交渉に役立つ内容になってます。
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